—合同自主練という形や、17時で終了というルールがとても良いですね。このへんは最初からイメージしていたのですか?
練習とかレースといったものではないスタイルを模索していました。いうならば「チャレンジ」ですね。耳を疑うような目標をみんなでチャレンジするって楽しいだろうな~という感覚は漠然とありました。
実際にこのルールでやってみてわかったことは、スタートする時間が参加者によってマチマチなので、副産物としてランナー同士で並走する機会が自然にうまれ、初対面でもコミュニケーションしやすかったように思います。
17時終了は、完全に宴の都合です。公園の売店が18時までなので、あいにく宴に参加できない人とも公園で乾杯だけはできますゆえ。
—(参加者は)どういう呼びかけで集まったのでしょうか?
参加者は普段一緒に走っている仲間です。GOOD RUNNING SOCIETYというチームで、「一度一緒に走れば、みんな仲間」がコンセプトです。とはいえ、オープンで呼びかけても誰が誰だかわからないので、「YOYOGI PARK 100」に参加する方からの声掛けのみにしています。私が所属しているランボーズ(Run boys! Run girls! Trail Running Club)で、興味をもってくれた仲間にも声をかけました。
—やってみて感じたことがあれば(想定内、想定外なんでも)
・長い距離なので、シューズやウェアリングなどのギア、ジェルや固形物の相性、つらい時間帯の過ごし方やメンタルなど、いろんなことをひと通り実験できます。
・走り続けることは力になるな~と実感しました。レース中でも、ロードや林道になると歩くこともありましたが、そういったことが少なくなったように思います。同時にメンタルもかなり鍛えられると思います。
・並走したり、エイドで声をかけたり、サプライズで参加してくれたり、私設エイドを出してくれる仲間がいたりと、仲間と時間をともに過ごしていることが、とてもありがたく思えます。
—OHORI PARK 100を走った感想をお願いします。
アスファルトの上を100km走ったのは人生で初めてのチャレンジだったので正直走り切れるかどうか不安でしたが、前日に阿蘇で20kmほどランニングして、宴からの〆のラーメン、睡眠不足、そして当日の雨がどう影響するか不安でした。
今回のチャレンジは以下の3点、①エイドでは水分摂取とエネルギーの補充のみで滞在時間は最低限におさえる、②エネルギーはジェルのみ、③ペースは5分~5分30秒をキープ。
大濠公園は博多ランナーのメッカだと思いますが、天気の影響もあってかランナーが少なく寂しい感じではありましたが、序盤は草レースの方々にあおられまいとペースをコントロールしつつ、競歩の選手に終始勇気をもらいながら、中国人観光客の間をかきわけ、太極拳的な得体のしれない不思議な舞に魅了され、東京マラソンの結果が気になりながらも、エイド前を通過するたびに手を振るルーチンを欠かさず、発起人の一人として終始必死でした。正直100km走れてホッとしています。心残りは、参加されたみなさんと並走して会話しながら走る余裕がなかったことと、最後みなさんで乾杯できなかったことです。
—最後に、九州に何度か訪れての(山、食べ物、なんでも)感想をお願いします。
昨年9月の「くじゅう17サミッツ」が縁で、今年の3月にもお邪魔しましたが、この2度の訪問が濃密過ぎて九州ロス状態が続いています。まだまだ九州はビギナーですので引き続き手ほどきをお願いします。ちなみに、ここ数年お慕い申し上げているのは屋久島です!
第一回目のOHORI PARK 100の前日に僕らと共に阿蘇へ。
そして、この年の8月に念願かなって屋久島へ。
神さん、すてきなコンテンツを僕らにくださってありがとうございました。
このOHORI PARK 100は今後、春と夏に開催していく予定。
ぜひ、みなさんの参加をお待ちしています。